濃色車と淡色車

皆さまが車の塗装色、ボディカラーを選ぶ基準は何でしょうか?

好みで選ぶのが一番ですが、下取りの事を考えたり手入れのし易さだったりもあるかと思います。

黒は絶対避けるとか、黄色だけはイヤとかあると思います。黒を避けるのは手間がかかるからといった意見が多く、黒を選ぶ方は単に黒が好き!とか黒は下取りが良いとかキレイにした時の達成感がある!とかお聞きします。

磨きに関しては実は濃色車で苦労して淡色車で楽をするといった事例が多く、そこは闇、グレーゾーン。業者からはアナウンスされません。シルバーや淡いメタリックも手を抜かれがちです。なぜって?僕自身が大阪、東大阪、堺で散々そのような目に遭ってきたからです。苦労する黒でなんとか利益を確保し、簡単な淡色でさらに利益を守る。業者として何も悪いことはしていません。ですが、それは業者の都合です。本当の磨きとは早く仕上げる事ではなく「コーティング剤が性能を発揮するμm基準の表面の平滑化」なのです。

ではなぜ、淡色車で手を抜かれるのでしょうか?それは、ワンステップ系のコンパウンドで一発で仕上げる事が多いからです。早く終わるからです。

また詳しく書きますが、深い傷が付いていない淡いカラーを綺麗に見せるのにコンパウンドでは#3000も有れば充分だからです。ワンステップ系は#1500〜#3000が多く、ポリッシャーを回している間に細かい粒子と大きい粒子が入り混ざって塗装面を切削します。その仕上がりはあくまで#3000。手で触っても、人間の目で見ても淡色ベースなら#5000との違いは分かりません。脱脂していなければ油分のせいで僕たちでも判断が難しい事もあります。じゃあそれで良いじゃないか!と思われますか?

厳密な基準は無いようですが#3000で3〜4μm、#5000で0.5〜1μmと言われています。0.003mmと0.001mmの違いです。ただ磨くだけ、目に見える傷を無くすだけならワンステップで充分です。ですが完璧なコーティングを施すには例え淡色車であっても#5000以上のコンパウンドとフィニッシュ用のバフで均一に均す必要があります。それはガラス(セラミック)コーティングの膜は0.3〜2μmほどだからです。結果、ワンステップでどれだけキレイに見えてもガラスコーティングはギザギザ山の谷に埋もれるだけ。当然、荒い表面は山の部分のコーティングが薄く脆いです。洗車していればやがて摩擦で取れてしまいます。二層施してやっとの品質となります。人間の目は一般的に0.1mmぐらいしか見えないと言います。

例え#5000〜10000を使っても実際の表面は無数の傷だらけです。その微細な傷にガラスコーティングは入り込み密着し、耐久性と艶が維持されます。安くは無い金額を払って、念願の新車のコーティングが荒いなんてのは悲しすぎます。事実、施工業者も分かっていない事が多いのです。「淡色車なら一発で」とか現場では黒以外時間かけてるのはできないヤツとか言われます。大きさ入り混じるワンステップでそれだけ平滑に均す事ができる人間はいません。機械でも無理です。当店ではもちろん淡色車であっても傷取り、磨き、仕上げといった工程を怠りません。写真やWebなどでは分からない、実際に見た時の「何かが違う」はそこに原因があります。本当にキレイが長持ちするのは丹念な磨きから。

時間はかかりますが愛車との長いお付き合いの一瞬だけ当店に委ねていただければ幸いです。

大阪でコーティングでお悩みの方、無駄に塗装を削られたく無い方がおられましたらぜひ、柏原市のシマッセまでお気軽にお尋ねください。