過去、贅沢な商品だったのも過去の話。
今は車という資産を守る、維持管理の時間と手間を省くための賢い選択となっています。
今回はそんなコーティングのちょっと専門的な話です。
1.ゴミ袋以下⁈0.001ミリの世界
高級なコーティングをすれば、愛車が鉄壁のバリアで守られる…そう思っていませんか?
実は、コーティングの厚みは「1〜3マイクロメートル」程度。
写真のゴミ袋(片側11マイクロメートル)の、なんと10分の1以下の薄さしかありません。
2. 1年で消える1ミクロン
単純計算ですが、
例えば一層で約1マイクロメートルとして三層で3μm=0.003となります。
一層で2〜3μmのものもあります。
色んなコーティングがあるのも頷けるわけです。
あるデータでは「ゴシゴシと洗車を1年続けると、1マイクロメートル摩耗して減ってしまう」と言われています。せっかくのコーティングも、間違った付き合い方をすれば1年で消えてしまうんです。
3.守るために何をすべき?
ここで大事なのが、洗車のやり方です。
砂埃などが多く付着したまま、事前の流しをおざなりにして洗車を始めれば、ヤスリで磨いているのと同じ。
1ミクロンしかない薄い膜は、あっという間に傷つき、削れてしまいます。
洗車機がダメ🙅と言われますが
ホースで車を軽く濡らしてから泡洗車するより、洗車機の水流でザーと流す方が良い時もあるのです。

もちろんその後、ブラシでバタバタ撫でられるのは良いとは言えませんが…
ノーブラシ洗車はイマイチ汚れが落ちないですし、悩みどころです。

なのでプロは洗車機をお勧めしませんが、洗車機を多用する方は、「高硬度」、硬さが売りのコーティングもお勧めです。しかし費用は高くなる傾向にあります。
もしくは、一年ごとに再施工する形を取るのも有効です。初期費用はかなり抑えられ、洗車技術が高い方は規定以上の長持ちを実現できたりします。
高圧洗浄機で予洗い→ソフトに泡洗車が一番長持ちします。
4. 「高い=正解」ではない
30年前、Waxからポリマー(レジン)コーティングに移り変わる頃から車を磨いて、被膜を剥がしてきましたが、「お金をかければいい」「高いものを塗れば安心」という考えにすぐイエスと言えません。
どれだけ高いコーティングを塗っても、その後の扱いが悪ければ意味がありません。
コーティングは汚れを全て撥ね除けるものではないので、通常洗車では落ちない汚れを定期的に落とす必要があります。
5.賢く愛車と付き合うために
SiMASSEが提唱する『鬼の磨き』は、塗装を削りすぎないことが大前提。
でも、その輝きを維持する主役は、コーティング剤ではなく「あなたの洗車技術」かもしれません。
もちろん、プロの手に委ねるのが一番ですが、ご自分のコーティングがどんな特性でどんな耐性をもっているか?施工店に尋ねてみ
るのもいいですね☺️
高いプランを追いかけるより、正しい洗車のコツを身につける。
それこそが、愛車を一番安く、一番長く綺麗に保つための、シンプルで最強の答えです。
最後に、一番やっちゃダメな事を。
コンパウンドで擦ったり強い液剤塗布はコーティング皮膜破壊💥してしまうので傷がついたらまずは施工店にご相談を。